投資で生活するためにはどれだけの資金が必要かの計算2

前回は月の生活費を得る収入源をお持ちの方が投資した場合のケースでしたが
今回は投資のみで増やしていくというケースについて考察してみます。

では、前回と同様に月に30万円の生活費をモデルケースとして考えていきます。

資金100万円のケースでは、月利10万円のすべてを生活費として充当したとしても不足分20万円が発生しますので成り立ちません。
※このケースでは、利益を出しているにも関わらず赤字だけが増え続けることになります。

それで、損益分岐点の値となる300万円以上の資金が用意できれば投資のみで生活は可能となる計算です。(30万円の月利)

この場合においても、資金はまったく増えませんので
資金量の少ないケースでは他の収入源を持つということが大事かと思われます。

よく、投資は余剰資金でと言われておりますが実感していただけたかと思います。

仮に500万円の資金があるとして計算します。
(生活費30万円を引いた残存利益は再投資に回します。)

1M 520
2M 542
3M 566
4M 592
5M 622
6M 654
7M 689
8M 728
9M 771
10M 818
11M 870
12M 927

年間で85.4%の利回りとなりますので
投資のみで生活をしながら十分な利益を得られることが解ります。

結論としましては、300万円の資金があれば投資のみで生活は可能ですが、資金が増えませんので
資金を増やすためにはそれ以上の資金が必要となります。

理想的な方策としましては、生活費とは別の余剰資金で
低額から投資を開始し、500万円以上を目処に専業に移行されるとバランス良く感じます。

前回申し上げましたように100万円の資金があれば学習期間として3~6ヶ月を含めましても2年足らずで独立出来る計算です。

もっとも最初から500万円の資金があればすぐにでも独立は可能かと思われます。(学習期間は除く)

※最後に今回は計算を容易にするために税の計算を含めておりません。
海外在住の方はそのまま当てはめる事が出来ますが
日本国内在住の方は税の計算を含める必要があります。