世の中で最も効率の良いお金の得方

中略)
バフェットやソロスはその当時から有名でした。

しかし、アメリカと日本というバックグラウンド(アメリカと日本では根本的な制度が異なり同じ方法はそもそも使えない)も違いますし、日本の株式市場にはバフェットが提唱しているような数十年と寝かせておける優良な企業も存在しませんので参考にはなりませんでした。

バフェットで有名なのはバリュー投資ですがアメリカの株式市場が健全であったからこそこの考え方が通用したとも言えます。
それに対し日本は閉鎖的で単位株制度やしゃんしゃん総会と呼ばれる株主を尊重しない投資環境、加えて、粉飾決済や仕手と呼ばれる相場操縦が当たり前のように行われていました、当時幅を利かせていた野村証券の値付けもおかしかったです。

そんなこんなで、そもそも日本の株式市場に投資する価値はなかったのです。

それで私は当時アメリカで生まれたネット証券会社のDatekというところで口座を開きアメリカ株主体の取引を開始しました。

アメリカの市場にはNYSE(ニューヨーク証券取引所)とNASDAQ(ナスダック)という二大証券取引所が存在し、NYSEは古典的な株式、NASDAQはハイテクやネット関連の株式を扱っていました。

私がメインで取引を行っていたのは
NASDAQで米YahooやAmazon、Apple株のデイやスイングトレードで、その後にはGoogleのIPOもあり、私はそこで一気に資産を増やすことになります。

ソロスがマーケットの真実を語った次の言葉があります。
「市場は常に間違っている」

これは、金融市場の歪(ひずみ)を現している言葉です。

市場は常に作為的にゆがめられ計算通りには行かないものです。

ここから何を学ぶべきなのか、そのほんとうの意味を理解できた人のみが金融市場から利益を得ることが出来るのです。