投資を志すほぼすべての方は投資で莫大な利益(資産)を築きたいと考えておられるかと思います。
それで、莫大な利益を得るためにはどのようなプロセスを経るのが一番なのか
を考えていく必要があります。
一般的な方は勝率の高いトレードをたくさんすることが利益をたくさん得る一番の方法だと考えるかも知れません。
確かに計算上はそうなりますが、その計算通りに実現する可能性は限りなくゼロに近いということになります。
ここを理解していないと無謀な挑戦をすることとなり、結果的に多くの時間を浪費するとになります。
「具体的な方策は」
一番良いと考えられるのは無理をしないということです。
実はトレードの勝率というのは相場状態により左右されます。
つまり相場が規則正しく動いているのであればおのずと勝率は高くなり
相場に乱れが生じている場合は同じ理由で勝率は下がります。
これは普遍的なものであり、トレードの技術以前の問題です。
ですから、高すぎる目標(勝率)を掲げていたとしても相場の状態が良くなければその通りにはならないのです。
また勝率にこだわる余り一切乱れのないチャートでしかトレードをしないという
ことを決めたとしても、そのような相場は年に数回しか訪れませんので
この通りに実行するならばトレード時間のほとんどがチャートを見ているだけとなり、トレード自体は年に数回しかできないということになります。
これは多大な時間損失を生む行為であり、そのようなことをしていてはいくら勝率が高くとも利益にはならないのです。
ですので、ある程度の乱れの在る相場であってもトータルの勝率が60%以上を見込めるのであればトレードを行うべきであり
そうすることで機会損失を防ぐことが出来ます。
まとめますと、勝率にこだわることはトレードの機会損失を招くこととなりますのでトレードで利益を積み重ねることはできなくなります。
それよりも、ある程度の乱れは許容しながら、それでもプラス利益が出せるトレードを続けたほうがトータルの利益が残るということです。
更にわかりやすく言うのであれば、2回負けて3回勝つトレードを続けるということです。
投資のことを知らない方は勝率=正義という偏った見方しかできないケースが多いです。
ですが、勝率は利益を上げるためにそれほど重要な項目ではなく、勝率を上げようとすればするほど利益から遠ざかるのです。
このことを本当の意味で理解できたときに安定的に利益を生むトレードが完成することになります。