あなたが仮に1億円の宝くじに当たったとしよう。
これでお金の心配がいらない裕福な生活が待っているのかどうかというと、必ずしもそうではないと言っておこう。
例えば当選したお金で、家や車、欲しい物をすべて買い、
残りのお金もすべて使い切ってしまえば元の生活に戻ることになる。
さらに当選したことにより生活のレベルが上がってしまえば、お金を使い果たした後もそれを維持しようとするため、なおさら貧しくなってしまうのである。
このように一時的にお金が入ってきたとしても、計画性がなければ、すべて使い切り更に貧しくなってしまうのである。
ハリウッドスターのジョニーデップさんは
映画の興行収入などで百億円以上とも言われるほどの収入がありましたが、それらもすべて使い切り、今は借金返済の訴訟を起こされているほどです。
デップさんの1ヶ月の生活費は200万ドル(2億2000万円程度)と言われています。
デップさんのお金の使い方を見ていきましょう。
所有する不動産は14カ所、車は45台、豪華ヨット1隻:カリブ海の島、フランスの村に加え、デップはL.Aに複数の家や、ケンタッキーに農場などを持っている。それらを購入し、改装工事をし、家具を入れるのに、合計7,500万ドル(約85億円)がかかった。当然、それらには固定資産税がかかる上、維持するためにかなりのスタッフを雇わなければいけない。デップはまた、ヨットの購入と改良に1,800万ドルを費やしている。
1ヶ月のワイン代は3万ドル(約339万円):高級ワインを好み、自分用に海外から頻繁に取り寄せている。
24時間のボディガード代は月15万ドル(約1,700万円)以上:デップは、自分と家族に、365日、24時間のボディガードをつけている。ボディガードは子供たちの学校にも、旅行にも、必ず付き添う。このほかに、デップは全世界に40人の従業員を抱えており、人件費は月に最低でも30万ドル(約3,390万円)かかる。
プライベートジェット代は月に20万ドル(約2,260万円):パパラッチの問題もあり、デップは普通の飛行機に乗ることを非常に嫌がるらしい。だが、毎回必ず誰かがそのお金を出してくれるわけではなく、低予算の映画では、プライベートジェット代がギャラを上回ったこともあるという。
母のための家の家賃は月3万5,000ドル(約395万円):L.A.に豪邸をいくつも持っているにも関わらず、昨年亡くなった母のために、デップは別に家を借りた。母に自分の生活ぶりや行動を知られたくないというのが理由とのことだ。
アートとギターの膨大なコレクション:アートのコレクションには、ウォーホル、クリムト、モジリアーニなど有名な画家の作品も多く含まれ、ギターは70台、マリリン・モンローやマーロン・ブランドなどのメモラビリアも多数所有する。それらの保管にも、相当なお金かかる。
このようにお金がいくらあったとしても資産管理が適切でなければすべてを使い切り、更には借金まですることにもなるということです。
一般の方が同じ経験をすることはほぼありませんが、1つの事例として戒めになるかと思います。