お金の話

現在、世界各国が経済的に大きなダメージを受けている状況であり、しばらくはこの状況が継続すると思われますが
少なくともお金に関しては困らない状況を作っておきたいところです。

個人の方にスポットを当てますと
先週安倍総理の会見があり、一人あたり10万円の給付金を配るということでした。

私が個人的に感じたことは、日本には収入が低く貯蓄すらできない世帯が多く存在しますので、そのような世帯では、10万円の給付金では今後しばらくの生活費を賄うことができないため借り入れを行わなくてはいけなくなるということです。

もちろん公共料金の支払いや家賃の滞納なども認めるとの事案が出ておりますが、その分も借入金となり、返済義務が生じますので、やはり数カ月から1年以内に破綻するといった事業主や個人の方が多く出てくるのではないかと考えております。

ここで皆さんにも想像を働かせていただきたいのですが、今回の危機は新型コロナウイルスにより引き起こされましたが、企業や個人の資金管理の責任はそれとはまた別のところにあるということです。

つまり、どのような理由であれ、何らかの危機が起きた際に対応できないのであれば、遅かれ早かれ破綻するということです。

世の中の景況には波があり、統計上10年に一度の割合で世界的な危機が訪れています。

ですから好景気をベースとした計算をするべきではないということです。

法人であれ個人であれ10年に一度の危機を乗り越えることが出来ないのであれば、そのビジネスモデルは長期間継続できないということです。

世界的な危機が起きた際には、公務員以外の職業の多くは雇用する側であっても雇用される側であって大きなダメージを受けることになります。

そしてこの対策としては内部保留金を増やすしかありませんが
そうしますと投資部分が減ることになりますので事業の拡大ができないというジレンマに陥る事になります。

つまり事業自体がこのような相反性を含んでいて
どちらかを選択するということでギャンブル性を生みだしているのです。

ですから多くの方が追い求める安定性というものはほとんどの事業には存在しないということです。

「多くの人が知ることのない投資の安定性」

投資に対して多くの方が抱くイメージは
危ないもの、大金がすぐに消えて無くなるものといったギャンブル的なものかもしれません。

ですがそれは投資のほんの一面にしか過ぎません。

先程申し上げましたように資金管理が煩雑であれば遅かれ早かれお金が消えてしまうのです。

これは事業であっても投資であっても同じことなのです。

投資も事業と同じように考えて運用しなければいけないということです。

それは簡単なこととは言えませんがそれを乗り越えて投資
ついて深く学ぶとができれば投資より安定性の高いものはこの世には存在しないということも理解できるようになります。

例えば先程お話しました10年に一度の危機の状況であっても
投資であればその危機利用して利益を出すこともできるからです。

それを可能にしているのが、ヘッジ(危機回避)システムです。

通常の事業であれば売上を大きくしないと利益は伸びませんし、売上が減れば赤字にもなります。

ですが経済には波がありますので、毎年同じように売れ続ける(利益を出し続ける)ということは非常に難しいことなのです。

また通常、固定費として人件費や店舗の費用もかかりますので
売上が極端に減少した場合は倒産の危機に直面することになります。

ですから継続的に大きな利益を得られる事業でなければ、少しの危機ですら乗り越えることが出来ずに倒産するということです。

もう一度投資の話に戻しますが
同じ事業に参加するとしても投資家、しかも市場を通した
投資家として参加すれば、事業が危機の場合はその会社の株を売り、下がりきったところで買い戻すことでその差益分が利益へと変わるのです。

これは市場で株を売買するメリットの一つになります。

事業主としても株式市場に上場させるメリットがあり
自社の会社の株式を発行することで
投資家から幅広く出資を調達することで莫大な資本金を得て事業を拡大させることができます。
また証券化することによりいつでもその価値を売買できるようにもなります。

最近の例で言いますとZOZOTOWNの前澤社長は
自社の株式の持ち株分を孫さんに売却しましたが

株式を上場していなければこのような取引は実現しなかったということです。

つまり上場とは会社の事業内容を一般に公開し、いつでも売買可能な状態にすることになります。

このようなことから上場企業を作るということはお金を作ることに相当することとも言えます。

話が逸れましたが、投資家は先を見通すことができれば
どのような状況においても利益を出すことができます。

それは株だけに限ったことではありません。
為替(FX)や金や原油のスポット(現物取引)
またバイナリーオプション、日経225のような株価指数先物、
各種CFD取引(差金決済取引)などのデリバティブ(金融派生商品)にも当てはまります。

この内、一般的なものは株取引と為替取引です。
これらの金融取引は取り扱っている取引会社が多いため
一定の流動性が確保され取引量が多く任意の価格で約定しやすいというメリットがあります。
このようなことから投資を行う上での安心感もあると言えます。

これに対して、バイナリーオプションや指数取引などは
取り扱い業者の数が限られていますので
多くの業者から条件の良い業者で取引を行うといった選択の自由が制限されます。

また市場を通さない相対取引となるため各業者の信頼性も投資家独自で調査しなければいけないのです。

ですから、その他のメリットが大きい場合を除いて、一般の方は株式または為替取引(FX)を選ぶことになります。

私がバイナリーオプションをこれまで取り上げてきた理由は
時間効率がFXよりも優れているという
その他のメリットの部分が大きかったからに他なりません。

実際に少額の資金で始めるのであればFXよりバイナリーオプションの方がメリットが大きかったと言えます。

それで、今現在なぜ過去形になっているかと言いますと、最近バイナリーオプションのペイアウト率が引き下げられたからです。

これまでにも数回ペイアウト率の変更は行われて来ましたが
今回の変更により、15分取引、ターボ取引の双方で以前より
低いペイアウト率に設定されることになりました。

これより以前もペイアウト率が低い時期もありましたが
同値終了の際には投資分が戻るというルールでした。
現在は同値終了はペイアウト率がゼロというルールになっていますので
その時期よりも条件が悪くなったというのが正直なところです。

もちろん現時点でもバイナリーオプションで利益を出せないということではありません。
ただ、これまでと同じ勝率であれば変更以前と比較して利益が低くなっているということになります。

この規定の変更により、これまでは資金が少ない方(10~20万円程度)にはバイナリーオプション一択でお勧めをしていましたが、現時点では、バイナリーオプションとFXの好きな方を
選んで頂くのが最も良いと考えています。

お金の話は次回も続きます。