逆張り派の罠とは

私の生徒の方で年に1~2通頂くのが
資金を溶かしてしまいましたというメールです。

これはどういうことかと申しますと
逆張りをしていてついついムキになり天井まで逆張りをしてついには資金のほとんどを溶かしてしまったということです。

それで、私は生徒の方へは、順張りをメインとした取引を行うようにと授業の中でも言っています。

ですが、これらのメールを頂く方のほとんどは逆張りをメインとして取引を行っているということになります。

そもそも逆張りというのは、レンジ相場(ある一定の値で上下する相場)において効率的に作用するものであって
急激に高くなったという理由で売りのエントリーを掛けるものではありません。

人は心理的に急激に上昇したものはその反動ですぐに落ちると考えがちですが、そもそもレンジをブレイクしたのであればそこから先は買いの圧力が増すというのが相場のセオリーです。

このことを根本的に理解していないと、高ければ売る
更に高くなったので売り増しをする、それでも高くなったので更に売り増しをする。
これでは資金が尽きるまで相場に吸い取られることになります。

相場が一旦トレンド状態へと発展したのであれば
しばらくはその状況が継続するからです。

相場で長く続けるのであれば真の意味で相場を理解しなくてはいけません。

ローソク足が急激に伸びてこれはチャンスだとここぞとばかりに逆張りを掛ける。
その後に下げることもありますのでこの場合は良しとしがちですが、毎回そうはならないのです。
相場が本格的なトレンド状態になると
急激に伸びた後もさらに上昇を続け、際限なく伸び続けることもあるのです。

今後相場で生活をしていきたいということであれば
相場の特性というものについて深く理解しておく必要がありそうです。