人生の持ち時間

人生の持ち時間はおよそ70万時間だ
計算式は以下のようになる

24時間×365日×80年=700800時間

これはいわゆる単純計算で実際のところは睡眠時間を
除かないといけない
そうすると以下のような計算となる

16時間×365日×80年=467200時間

実はこれでもまだ不足であり、生活に必要な時間や労働時間を差し引いた実質的に自由となる時間は
1日に付き2時間から8時間だ、これは人により異なるので
平均を取って5時間としてみる

そうすると以下のような計算となる

5時間×365日×80年=146000時間

つまり、人と話せたり、有意義な勉強や交流に利用できる時間は平均で14万6千時間程度ということになる
(もちろん、この時間は病気や怪我で動けなくなる時間を考慮していないので、そのような境遇にある方は更に少なくなる。)

この時間は例えば世界中の総人口である77億人の人たちの
全員と握手するだけで足りなくなる時間だということである

一人あたり3秒の握手をしたとすると

3秒×77億÷3600秒(1時間)=6416666時間

641万6666時間となる

これは仮に飲まず食わず睡眠も取らずに(そんなことは不可能だが)80年間握手し続けたとしても
世界人口の十分の一程度としか握手できないということだ

つまり世界中の人と会おうとすれば一生の持ち時間を使い切ってしまったとしても足りないのである

人生の中で会える人は限られていて、ごく一部の人としか会えないということである。

このように人生の持ち時間というものは意外と少ないものだ

またこれは余談であるがYouTubeにアップロードされる動画は1秒あたり1時間と言われている。
これはどういうことかと言うと、すべての動画を見ることは勿論できないし、1つの動画(1本10分で計算)を見終わる頃には600時間分の別の動画がアップロードされているということである。

つまり、否応なしに選択が迫られているということである。

「人生の選択」

前述のように人の持ち時間というのは限られたものであり、どのようにそれを使うかが自分の人生を豊かにするかどうかの鍵となる

シビアな言い方をすれば無駄に使ってよい時間は1秒すらないということである
一体何人の方がこのことに気づいているであろうか?

「人生のクオリティーを高めるには」

人として生まれたからには自分の人生を使い切って最善の選択をしたいものだ。
そこに必要となるのが計画性だ。

無計画のまま人生を過ごすと気がついたときには
何一つ達成できなかった、経験したいことすらできなかったという人生が待ち構えている。

それではただ生まれて消えていくだけの人生だということである。

このことについて空虚感を持つ人であれば
積極的に人生設計をして無駄な時間をなくし目標に近づけ
なくてはならない。

どのことに満足感を得られるかは人によって異なるので
自分を知った上で決定するのが良い。

例えば、自分はプロのアスリートになって世界記録を残すことに価値を感じているというのであれば、そのことに集中すべきだ。
また独創力があって他人を喜ばせたり感動させることに生きがいを感じるのであれば、漫画家や作曲家と言ったクリエイターを目指すのもよい。

つまるところは自分自身の第一希望を目指すために
自分の時間を使うことが人生においてもっとも満足感が高いということになる。

私の場合は、子供の頃から相場が好きで、12歳のときには
新聞の株価欄で任天堂の株価をチェックしていたということもあって将来は投資家になることを決めていた。

そしてそのころから将来の準備をしていたのである。

そのことは他の人からすればどうでも良いことかも知れないが自分の進むべき道を決めたのであればそれに向かって
邁進することが人の使命となり得るということを言いたかったわけである。

道を極めることで先人となり、後から目指す人のために
自分の経験を伝えることができるからだ。

相場で得られる知恵や経験は他の人にも役立てることができるし、お金を得るという人生で必ず必要となる部分を身につけることもできるからである。

人生はお金だけではないが、最低限のお金を得ることすらままならないのであれば、そもそも人生はいつまで経ってもスタートしないのである。

この章で私が伝えたかったことは
人生の持ち時間を客観化し、最善の組み立てをしてほしいということである。
そうすることで、満足感の得られる人生を歩めるからだ。

人の人生はそれぞれ違うが、どの分野においても
輝ける人は存在する。
その一人となってほしいと切に思う。