お金には放っておいては1円たりとも増えないという特質があります。
箪笥や金庫に入れたままでは増えないのです。
それは100万円でも1億円でも同じことです。
ですが、これを運用することで増やすことができます。
そのことを資金(資産)運用といい、それには様々な方法が存在します。
日本人の多くは資産運用のことについては無知に近い状態ですので、多くの方はお金を銀行に預けたままです。
銀行は財布代わりに出し入れをするには便利ですが
資産を運用するには不向きです。
そして、生活費以外のお金を銀行に預けっぱなしにしていることは、せっかくの資金を遊ばせているということになり、見えない機会損失を多く生んでいることにもなります。
仮に1年間使う予定のないお金が100万円あったとします。
このお金を銀行に預けたままにしておいてもほぼ利益を生まないということです。
(良くて数百円分増えるくらいです)
ですが、投資スキルを身に付け運用することで
このお金は数十%から数百%にまで増やすこともできるのです。
例えばこの100万円を投資スキルを身に付けた方が
FXで運用したとします。
そうしますと月に20%以上増えることになりますので
12ヶ月(1年間)の運用で891万円※まで増えることになります。
※月ごとの複利運用でのケース
単利運用では340万円になります。
これで驚くのはまだ早いです。
投資は資金が増えてからが凄いことになるからです。
891万円の資金を翌年度も同じように運用したとして計算します。
すると年度末には7944万円にまで増えることになります。
ここで考えていただきたいのですが、仮に銀行に100万円を2年間放置していたとしたら、千円程度しか増えていないということです。
このようにお金というものは運用してはじめてその真価が発揮されるものであり、運用なくしては爆発的にお金を増やすことはあり得ないということです。
銀行もみなさんが預け入れた資金を運用して増やし
利息という形で還元しているに過ぎないのです。
つまり、みなさんは0.1%の利息で銀行に貸付を行い、銀行はその資金を運用し、それ以上の利回りを得ているということです。
お金は運用しないと増えない、この感覚を持てるかどうかがあなたが資産家になれるかどうかの分かれ道となります。
さて、先程の続きに参りましょう。
2年目で7944万円に達した資金は3年目でいくらになるでしょうか。
12ヶ月後に7億829万円となり、めでたく億超えのトレーダーの誕生となります。
そして資金が数億に達した時点では株式にも資金を割り振りした方が投資効率が良くなりますので
そこから先は10億突破を目指していただければと思います。
ここまでのルートが一番理想的なものです。
そして、ごく一部の方はこのルートの通りに成功を掴み取ることが出来ます。
ですがほとんどの方はこのルートの通りには成功しづらいということです。
なぜそうなるのかについて考察していきます。
原因1
多くの人は機械的なトレードができない
機械的なトレードをすることにより月に20%の利回りは実現出来ます。
ですが、多くの方は感情的になりますのでより多くの利回りを目指したり、マイナスのポジションを持ち続けたりします。
このように自己都合優先トレードをしてしまいますと
資金を一気に減らす原因となりますので
到底月20%の利回りは実現できないのです。
トレードの真髄は相場に順応することにあります。
相場の動きと同化できなければ月20%の利回りは夢物語となるのです。
原因2
ある程度の資金になると多くの方は守勢になる
資金が1千万円を超えたあたりで多くの方はせっかく稼いだ利益を失いたくないという気持ちが働き
利益の大半をプール(差し引く)という行動に出ます。
例えば1000万円から700万円を差し引き残りの300万円で再度投資を行うというものです。
これでは、投資効率が落ちることになりますので
計算通りに増えることはなくなります。
もちろん投資判断は自分自身で行うものですので
このことが悪いわけではありません。
あくまでも投資効率の観点から言っているに過ぎません。
原因3
資金が増えると同じトレードが出来ない
これも原因2と繋がりがありますが
資金が増えるとトレードそのものが変わってしまうということです。
利食いが早すぎたり、損切りができなくなります。
このように資金が大きくなると技術面の課題よりも
精神面(メンタル)の影響が大きくなるということが
お分かりいただけたかと思います。
これらはすべて克服可能ですので
まずは投資に馴染むことから始めていただきたいと思います。
次回に続きます。