年末も近付いてきたということで
今回はストレートに投資で勝つためにはという興味深いテーマに沿ってお話をしていきたいと思います。
随分と遠い昔の話になりますが
日本はアメリカとの戦争の際に
敵艦隊を攻撃するためにゼロ戦を使って
戦機ごと自爆攻撃をしたという歴史があります。
このことを神風特攻隊と呼んでいますが
この目的は命を失うことをも恐れずに
敵を攻撃し、仲間の戦意を上げて、敵を恐れさせ戦意を喪失させるという狙いがありました。
それで、その効果は一部認められましたが
最終的にはアメリカ軍に上手く対処されて日本軍は負けることになります。
この歴史を今一度振り返って考えてみますと
日本の選択は幾つかあったわけですが
その中でも良くない選択をしたということが
客観的に見ると分かります。
その1つとしては、味方の多くの命を無駄に亡くしてしまったということ
2つ目は勝つために起こした戦争に無謀な作戦を採用し、結果的に敗戦してしまったということ
その後の日本は自国の立て直しのために犠牲を強いられることとなります。
この歴史では戦争を採択し、決行した結果、
敗戦するという最悪の結果を招いたわけですが。
それであれば、まだ戦争を選ばずに話し合いの道を選んだほうがよかったということがわかります。
また戦時中に採った特攻についても
戦況を覆すには至らないものであると事前に判断できていれば無駄に戦闘員の命を失うこともありませんでした。
これは指揮官の判断ミスですが
当時の社会情勢を考慮しますと、このような選択をしなければ逆に責められてしまったということも考えられます。
つまり、その時代には合理的かつ最善の判断が下せないバックグラウンドが存在していたということです。
直近の歴史ではGoToトラベルの影響で特に交通機関が集中する主要都市でコロナの感染者が増加することとなりました。
これは総じて愚策のように思えますが、周り(例えば交通や観光関連等)からの要望やそれらの団体を納得させるための対策として行ったという一面もあります。
この策はコロナの封じ込めよりも目先の利益や体裁を優先した判断によるものです。(結果的には経済的にも損失となります。)
国もそのことを認めGoToトラベルの見直しに向けて動いています。
つまり、正常な判断が行えない状況下に置かれてしまうと誰しもが同じミスをしてしまうということです。
歴史の振り返りはここまでにして
投資の判断についてのお話に戻します。
本日のテーマである「投資で勝つためには」
ですが
どのような状況でも正確に判断を下し、それを実行するということです。
投資は個人で行うものですので周りの価値観や社会情勢にも影響を受けません。
つまり、それらの影響を受けることなく、最善策を採り続けることができるということです。
不景気で会社が潰れそうになれば
その会社の株を売って、それを利益化しても構いませんし、
価値のない会社がブームに乗って買われているなら、それを知りながら飛び乗って利益を出すことも可能です。
つまり、利益を上げるためであれば
何をしても構わないということです。
(もちろん法律の範囲内のことです。)
投資で勝つためには判断力が他人よりも優れていなければなりません。
それも利益に結びつく判断力だということです。
例えば会社の判断もそうですし、チャートの判断もそうだと言えます。
これらの判断が他の人よりも優れていれば投資は自ずと儲かるように出来ているということです。
判断が人より早く正確であればあるほど利益になるのです。
後は、それを行使すれば良いだけです。
逆に投資で勝てない、しかも、いつまで経っても勝てないという方は、これらの判断能力が他の人よりも劣っていると考えられます。
この能力を引き上げるためには、様々なことを観察し、思考し、自分なりの解決策を導き出すことです。
それを日常的に行うのです。
これらのことは非常に良い訓練となります。