人が一生で使うお金

皆さん、本年度も本格的にスタートを切りましたが
目的達成のために1日1日を過ごせているでしょうか?

本日は人が一生の内で使うお金について考察していきたいと思います。

「人は何故お金を求めるのか?」

この答えは、生きるため(生活をするため)です。
これは本能的なものですが、それ以外にも夢の実現(やりたいことをする、人生を豊かにする)子孫繁栄などの副次的なものがあります。

それで、問題なのですが、ほとんどの人たちは、1番最初にある生活をするためにお金を得るということをしています。

これのどこがいけないのかと申しますと、誰しもが(お金を得るための)行動をしなければ死んでしまうということです。

人が生きるためには最低限衣食住が必須となりますが、お金がないとこれができません。

私は、人がこの世に生を受けた限りは、生きることは保障されるべきだと考えています。

つまり、何もしなくても生きる保障が受けられる(お金を稼がなくても生きられる)べきだと思うわけです。

地球上の生命体は数多く存在しますが、様々なものを創造できるのは人間しか存在しません。

ですが、生活のために時間を奪われると、本来人が持っている創造性が発揮されないまま埋もれてしまいます。

わかりやすく例えますと、絵や音楽の才能があったとしても、明日の生活費を稼ぐためにはすぐにお金になる仕事を選択しなければいけなくなります。

そうしますと、そちらに時間を奪われますので
本来開花されるべき才能が発揮されないまま人生を終えることにもなるということです。

もし生まれたときから保証があるのであれば
生活費を稼ぐためだけの仕事をする必要がなくなりますので思う存分自分の才能を開花させるための時間に充てることができるようになります。

この世には埋もれた才能が無数に存在しています。

すべての家庭が裕福であれば、このような問題は起こりません。

今のプロスポーツ選手の多くは親が子供の頃からそうなるように育てていると言っても良いほどです。

例えば、プロテニスプレイヤーの大坂なおみさんは幼い頃から親が専属コーチになり練習させていますし、錦織圭さんも親がテニス留学をさせています。

つまり、本人だけではなく親からして優秀なわけです。

もしこれが、才能が伸びる時期に日銭を得るために働きずめの生活をさせていたとしたら、才能は開花されないまま終わっていたことでしょう。

前置きが長くなりましたが、人が一生で使うお金は
○億円は必要かと思います。

丸の部分は人それぞれですが、最低でも1億円です。

仮に月50万円で生活をするとしても80年では4.8億にもなります。
50万円✕12✕80=4.8億

サラリーマンの生涯賃金は2億から3億程度ですので
これにも足りないということが解ります。

私がここで言いたいことは、大多数の方々は、日々の生活をすることだけに否応なく生きているということです。

私は人は本来、人生を謳歌するためにこの世に生を受けていると考えていますので、生活のために働いて一生を終えるのは、本来の人の姿ではないと捉えています。

「もし、生まれたときに1千万円与えられるとしたら」

政府が生まれたら1人あたり1千万円給付しますというキャンペーンをしたとしたらどうなるでしょうか?

少子化問題や貧困問題は光の速さで解決しますし、今度は生まれすぎて困るといった事態にもなりかねません。
インフレも起こるでしょう。

その代わり、生まれた人はそれ以上に才能を発揮させて稼いで将来的にはそれ以上に返却するという使命が与えられます。

もし、人類が優秀であれば、このキャンペーンでも十分に黒字化することは可能です。

ですが、大金を稼げる才能を持つ人は限られていますので、現実的には現金を配布するよりも無料で受けられる教育機関を作ったほうが効果が上がりそうではあります。

いまの日本が借金が膨れ上がっていて返済の見込みもないというのはそれ以前に将来的にプラスになる先行投資をしてこなかったからです。

「同じ1億でも天と地の差」

生まれてすぐに1億円貰える(A)のと20年掛けて1億円貰える(B)というのでは価値が全く異なります。

ほとんどの人がBのパターンですので十分な先行投資ができない状態だということです。

生活費の心配がなければ、その分才能開花に時間を使うことが可能となりますが、Bのように時間のほとんどを生活費を稼ぐために費やすようであれば、才能が開花させることは困難となります。

また先に1億円を与えられるのであれば、投資で年間1000万以上を生むことも出来ます。(※投資スキルを身に付ける必要はあります。)

つまり、あとの(生活)費用が掛からないということです。
むしろ、余ってきますので、先行投資の恩恵は計り知れないものとなります。

大坂なおみさんや錦織圭さんの先行投資には数千万掛ったはずですが、今や年間数十億稼ぐまでになっています。

このように思い切った投資することで元の価値の数百倍、数千倍の価値を生むということです。

これに対して、投資をしない&節約倹約思考の方はジリ貧状態に追い込まれることになります。

サラリーマンの生涯年収は2億から3億程度になりますが、このお金は分割で貰うものですのでそれほど価値はないということです。(日々の生活費に消えていきます)

お金の力はまとまってこそ発揮するからです。

仮に先に1億円を前借り出来るのであれば
そのお金で成功することは容易です。

ですが、実際にはそのようなことはありませんので
多くの方は細々と少ないお金を貰い続けることになります。

そして、その少ないお金では十分な投資ができないため裕福にはなれないという負の連鎖が起こります。
それでも、そんな少ないお金をどうにかして増やしたいというニーズはあります。

ですから世の中に100円から始める積立投信だとか
数百円から買える株アプリとかいう不効率なものがあふれていくわけです。

これらはすべて投資の本質とはかけ離れたものです。
提供側が手数料で儲けるために投資というキーワードを利用している疑似投資商品に過ぎません。

もう一度話を戻します。

人が一生に必要なお金は人により異なります。

ですが、人生を豊かにするという点を考えると
ただ生活だけ出来れば良いというものでもありません。

人は豊かに生きてこそその人本来の才能を発揮できますし、そのことで周りも豊かにします。

サラリーマンの2億は分割払いのため生活費で消える運命にあります。

人生を豊かにするためには、生活費だけでは不十分で
教育や投資をする費用が必要となります。

よって、収入が不十分であれば収入を増やす手立てを考えなければいけないということになります。

投資はお金を増やすための優れた方策となりますが、それは資本があってのこそです。

少なすぎるお金は増やしてもたかが知れていますし、
増えるお金よりも増やす労力のほうが上回ってしまいます。

これでは労働をしてお金を得るより効率が悪くなってしまいます。

投資の本領を発揮させるためにはまとまったお金が必要となるのです。

またごく普通に思われているかもしれないですが
家や車のローンは逆投資(マイナスの利回り)となりますので避けれるのであれば避けるべきです。

ですが生活をする上で必要なものでもありますので
必要最小限に留めておくべきです。

なぜなら、このようなものに逆投資してしまうと
投資に回すお金がますます少なくなるからです。

人生の初期の段階で投資を行えば大人になる頃には
回収時期に入ることになります。

錦織圭さんは13歳でアメリカのテニスアカデミーに入り、そこでの訓練を経て、今では年間数十億円を稼ぐテニスプレイヤーになりました。

このように人生の早い段階で投資することで大人になる頃には莫大な利益を得ることが出来るのです。

これは一例に過ぎませんが、成功者はほぼすべてこのように先行投資をしているのです。

これとは逆に、一般の方は自己投資を含めて投資自体をしないという方が大半を占めるため、大人になってから苦労することになります。

つまり、大人になる頃には、一般的なレールに乗る(学校を卒業して会社に就職)以外の選択肢がなくなっているということです。

そしてそこで得られるお金は生活をするとほぼ消えてしまうくらいの少ないものとなりますので、先行投資が行えなくなるという悪循環が生まれていきます。

「悪循環から脱出するには」

最初に自らが悪循環の渦中にあるということを認識しなくてはいけません。

このままの生活を続けていては先がないということを知り生活を変えていくということです。

次に自分の特性を分析するということです。

自分は何が得意で、人より上手く出来るのかということを分析していきます。

どのような分野であっても上位数%になるくらいのスキルが有ればそれだけでお金を稼ぐことは可能です。
もちろん、上位10%、1%、0.1%ではそれぞれ期待できる金額は異なりますが、他の人より上手く出来るのであればそれを披露したり、他人に教えたりすることで現金化することが出来るのです。

例えばテニスが人より上手いのであれば、テニスのコーチになることも出来ますし、また自分自身が試合に出て賞金を得ることも可能です。

絵が得意であれば、似顔絵やペットの絵を描いて現金化出来ますし、youtubeで公開して広告費を稼ぐことも出来ます。

他にも料理が得意であれば、それを動画にしてもいいですし、料理教室を開くのもいいです。

多くの人には何らかの才能がありますが、それに気が付かない人も多いです。
ですから、自分が何が好きで何が得意なのかについて熟考してみることです。

そして、何も見つからないという方は投資を勉強してみてください。
投資スキルは万能ですので、今スキルがあってそれで利益を得ている方であっても投資スキルをプラスすることでさらに収入を増やすことも出来ます。

投資のメリットはお金に直結しているということです。
資金とスキルがあればすぐに始められますし、利益も出せます。
他のスキルは、間接的にお金を得ることになりますので色々と手順を踏まなければいけないのです。

例えば料理教室を開くとしましょう。
最初にキッチンスタジオ(自宅の場合は改築が必要)を賃貸しなければいけませんし、生徒募集のための広告費も掛かります。献立を考え料理で使う食材の調達もしなければいけませんし、調理をした後の片付けもしなくてはいけません。
これらを計算してプラス収支になるようにしなければいけません。

ですが料理好きであればこれらのことも問題なくこなせますし、利益も残せるでしょう。

投資で言いますと唯一ネックとなるのが投資スキルを身につけることですが、投資に興味がある方であればこの点も問題ありません。

問題があるとすれば、投資には興味がないけれど儲かりそうだからやってみたいという人達です。

このような人は手っ取り早く儲けたいということばかり考えていますので、投資を勉強するというよりも手法や攻略法、自動売買といった、手早く現金化できそうなものに飛びつきます。
ですがその類のものはほぼ出鱈目なものですのでそれを使ったからといって利益になるものでもありません。むしろ損失が出るだけです。

投資をするのであれば、
1日2時間を3ヶ月間これくらいはチャートを見続けなくては相場観が身につきませんのでそれなりの決意も必要となります。

これを聞いて面倒だと感じる方は投資スキルを身につけることは困難ですし、それくらいなら平気と思える方は投資に向いていますので投資スキルも身に付けられると思います。

お金を稼ぐ目的で投資を始めるという方が多いですが
投資をすること自体が様々なことに通じる勉強になりますし、視野も広がりますので楽しみながら行うことが出来るのです。

その楽しさを多くの方々に知っていただきたいと思います。