みなさんが投資と聞いてイメージするものは何でしょうか?
株やFXや投資信託などなど
ですが、今すぐにできて一番効果がある投資は自分への投資です。
あなたにとっていま一番必要な投資は学習かもしれませんし、
自分自身の健康や環境への投資かもしれません。
あるいは、投資をするための道具を揃えることかもしれません。
よく、体が資本という言葉を聞きますが、自分があってこそ投資活動もできるということです。
無知であったり、健康状態が悪かったり、必要な道具や環境がなければ
そもそも投資を始める前から上手く行かないことはわかっているのです。
逆にこれらがそろっていれば、投資で利益を上げることなどわけのないことなのです。
投資で成功したいという気持ちがあったとしても
それ以前にこれらのことに不備があるなら、そもそもスタート地点に立つことすら難しいということです。
例えば、日中の仕事で疲れ切った体でパソコンに向かいチャートを眺めていても、頭の働きが落ちているため、どこがチャンスなのかの見極めができなくなっているということです。
投資は非常にシビアなものです。
こちらの都合などお構いなしなのです。
たとえあなたが日中の仕事で疲れ切った状態で投資をしていようとも
そのことについてこれっぽっちも考慮されることはありません。
チャートは動き回り、あなたはそれを追えなくなるのです。
ですから、投資をする前から負けているのです。
投資をするのであれば、その前段階から準備を整え全力で迎える状態を作っておかなければならないのです。
100メートル走のアスリートは実際に走る時間は10秒前後ですが
それに至るまでの準備は途方もなく長いのです。
それは筋肉の反射を鍛えることやストレッチであったり、それ以前に日々の食事の管理であったり、しなければいけないことは無数にあるのです。
競技での10秒前後を争うためにたくさんの準備をしなければいけないのです。
そして、この準備を怠れば良い結果は出ないのです。
オリンピック出場選手は本番前の2~3年間を準備期間に充てています。
その期間に本番に必要な体力や技術を磨くのです。
ぶっつけ本番で出場する選手など一人も居ないということです。
ですが、投資ではどうでしょうか?
ネットで攻略法や必勝法を検索し、翌日からでもお金を稼げると思っている人がいかに多いかということです。
何の準備もせずに投資でお金を稼げるのであれば、すべての人は投資家になるのです。
たとえば、生まれつき100メートルを9秒台で走ることができればオリンピックでメダルを取れますが、そんな人はどこにもいないのです。
あるいは、練習もせずにテニスのウィンブルドンで優勝したいと言ったとしてもそれが叶うことなど皆無なのです。
本番で優れた成績を出すためには、試合以前の準備段階で途方も無い練習量が必要となるということです。
ですから、投資で利益を上げたいのであれば最低限ことはすべきだということです。
いきなり本番で好成績を出すということなど夢のまた夢だということです。
投資ではよく手法という言葉が使われますが、手法をいくら検索して覚えたとしても無駄だということです。
なぜなら、プロの投資家、私もそうですが、みなさんが手法と呼んでいるものは本番のトレーディングで無意識に出てくるものだからです。
それは覚えて当てはめるということではなく、経験上そうなる確率が高いからそうしているに過ぎません。
それは場面により異なり、今使った手法というものが、次にいつ使われるか自分ですらわかりませんし、そもそも意識をしていないのです。
これを聞いて何を言っているか理解できないという方はおそらく投資でも勝つことも出来ないと思います。
投資で勝つためには思考を巡らすということが重要だからです。
それができないのであれば、そもそも投資では勝てないのです。
投資で勝つためにはまずは準備から始めて下さい。
それは今すぐにでも出来ることだからです。