なぜ勝ち続ける人と負け続ける人が存在するのか?

投資を志す人々のほぼすべてが投資で勝ちたいと願って
この世界に足を踏み入れます。

ですが、それらの人々の多くは投資で勝つことが出来ないまま退場し、投資そのものを諦めてしまいます。

なぜこのようなことが起きているのでしょうか?

投資とは、お金を増やすことを目的として行うものです。
金融の知識を身につけるためにも投資を行うことは役立ちますが
それよりも多くの人々は投資を行う目的として
お金を増やすことを一番に挙げています。

この考え自体は間違いではありませんが、
多くの人はその目的を果たすために、投資についてさらに深く知る必要があります。

少なくともあなた自身が投資を行い、その目的がお金を増やすということであるならそれは必須項目となります。

「投資の二面性」

投資とはお金を増やすことを目的とするものではありますが
投資を始めるすべての人がその目的を達成できるというわけではありません。
投資でお金を増やしている人の裏では投資でお金を減らしている人も存在しているということです。

つまり、投資にはお金を増やす可能性自体は秘められていますが、それを発揮することができるかどうかはその運用者の力量に掛かっているということです。

単に投資をすれば全員が儲かるなどということはないということです。

「深く知るとは?」

株式投資を例に取りますと将来的に大きな利益を生みそうだと見込まれる会社の株を買っておいて、それが実現した際にその会社の株を売却すれば、その値上がり分は利益となる仕組みですが、それだけではありません。

これとは逆に将来倒産しそうな会社の株を空売りし、
それが実現した時に買い戻せばその差額分を利益とすることも出来ます。

また、個々の会社の業績とは関係なしに、単に1日の値動きの強弱で売買を繰り返し利益を得るという方法(スキャルピングやデイトレード)もあります。

つまり同じ株式市場という土壌に複数の目的を持ったプレイヤーが混在しているということです。

チャートの値動きが複雑なのはこれら複数のプレイヤーの思惑が交差するからです。

ここでは専門的な話はしませんが、何となく仕組みを理解していただければそれで構いません。

ですので、ある1つの理由であなたが株を買ったとして思い通りに上がらないということも起こるということです。

「FXについて」

FXの場合は株式市場とはまた違った側面があります。
それは基本的にFXは法定通貨同士の組み合わせで売買するものであり、株式のような大きな値上がりは期待できないということです。

このためFX市場では株式市場と比較して値動きが少なく、その分レバレッジは高く設定されています。(※参考までに国内取引所では株式市場のレバレッジは3倍、FX市場では25倍に設定されています。)

FXでは株式市場と異なり、通貨そのものの大きな値上がりというものは期待できないため、一定の範囲内での上下での取引を前提として行うものであるということです。
例えるなら、アップル株は1980年に新規公開が行われ
当時の一株の価格はおよそ2268円でしたが現在値は19952円です。
この間に多くの株式分割が行われていますので1株が100株以上に増加したことになります。ですので、初値からすると2000倍以上にまで増えたことになります。

また倒産して1株1円になる会社の株もあります。

ですがFXではこのようなことは起こり得ません。
例えば1ドル=100円のUSドルが80円になったり、150円になったりする可能性はありますが、1ドルが1円になったり、10000円になったりすることはないということです。

つまり、FXの場合は値動きは限定されているということです。

それぞれの特徴を箇条書きにしますと

株式市場では株価が青天井で上がり続けることがあるが
FXではそのようなことは起こらない。

これとは逆に株式市場では会社そのものが倒産して1株の価値が0円になる可能性がある。
対してFX市場では倒産リスクに相当する通貨が無価値になるというリスクは存在しない。

これらのことを聞いてあなたは何を考え、そして
これからの投資にどう活用できるでしょうか?

言うなれば、このことをただ単に知るだけではなく、それをどう有効的活用できるかがプロと素人の差だとも言えます。

これから投資を始めようとする方はどのような投資があるかを知り、そしてそれぞれの特徴を知った上で、どの投資を用いて自身の資金を増やしていくのが正解なのかを導き出さなくてはなりません。

まず、それが最初の関門となるのです。

ここで少しヒントを与えます。

どの投資を選択することが正解なのかについては
個々の人により異なるということです。

この理由としては、その人が持っている資金、適正、考え方がそれぞれ異なるからです。

短期で小資金から大金を得たいという方は
ビットコインのFXが最適ですが正しく運用するためにはそれ相応のトレードスキルを身につける必要があります。
これとは逆に長期でも安定的な投資がしたいという方には米国優良株を長期保有するという投資方法が向いています。
こちらは増え方はFXと比較すると緩やかですがトレードスキル自体はほぼ求められませんので、本業を持ちつつ積立投資をするのに向いています。

例えば、目標金額を1億円に設定したとします。

この金額に到達させるためにはいくつかの方策が考えられますが、その正解を導くのはあなた自身だということです。

あなた自身が自己分析をして、自分の持つ資金や、運用スキル、投資にかけることが可能な時間から最適な投資を割り出す必要があります。

仮に投資可能額が数十万円で定期的に追加投資をすることも難しいという状況であれば、時間を使ってでも小資金からでも増やせる短期トレードのスキルを身に付けることが正解となります。

また、1000万円以上の資金があり追加投資も可能ということであれば米国優良株を長期保有&追加投資するだけで1億円は突破できます。

基本的に資金が少ない場合は、元本に対して数倍以上に増やさなければいけませんので、高度なトレードスキルが要求されます。

これとは逆に、資金が多い場合は、ほぼ放置の状態でも
米国優良株に投資しておくだけで勝手にお金は増えていくということです。

「ハイブリット投資とは?」

これは私が勝手に名付けたものになりますが
短期投資と長期投資を併用して行う投資方法です。

現在、私はビットコインFXをメインで行っているのですが、同時並行して、長期投資も行っています。

短期投資で得た利益は、ビットコインの現物や、米国株式やゴールドの長期投資に割り当てるということです。

この狙いは、資金の有効活用にあります。
例えば、短期投資で1億円の利益が出た場合にそれをそのまま置いておいても資産がそれ以上に増えることはありません。
その1億円をさらに別の投資に回して運用することで資産が増えるのです。

短期投資で運用できる資金には限界があり、例えば10億円の資金を短期投資で回すということはかなり困難を極めます。

これは、一度に大きなポジションを持ってしまうと、それをすぐには決済できないために、短期投資の良さがかき消されてしまうからです。

つまり、大きな金額になれば必然的に中長期投資へと移行せざるえないということです。

ですがポジションを小さくすることで、短期トレードの
良さを引き出し、なおかつ、その利益分を長期投資に充当することで、長期投資のメリットも享受できるということです。

このようにハイブリット化することで双方のメリットを活かすことができるのです。

「多くの人が投資で負ける理由」

この理由はズバリ、投資の本質を理解していないからです。
投資は全員が必ず儲かるといったものではありません。

私が放置でも利益が出ると言った米国株投資にしても
銘柄選択を誤れば、負けるということです。

さらには短期トレードであればチャートの読解力がなければ安定的に利益を出すということはほぼ不可能となります。

つまり、どのような投資を選択するにしても最低限の知識は必要となるのです。

多くの投資で勝てないという方は、投資で必要となる知識を持たないまま投資を開始してしまうので投資で負けてしまうということです。

「あなたが投資で勝つためにすべきこと」

ここを読んで投資で勝つために何が必要でどうすればよいかについて、あなたは少し理解できたはずです。

それで、今後どうすればよいかについても自己で判断できるようになったはずです。

多くの人にとって一番克服しづらいのは短期トレードを自分のものにすることです。

長期投資であれば多くの人は容易に利益を得ることが出来ます。年率にすると10%程度の利回りを得ることは難しくはありません。

そして、資金が多い方であれば、長期投資のみでも十分な利益を得ることができるということです。

仮に10億円の資産がある方であれば長期投資だけで平均1億円の利益が出るということです。

多くの方にとってこれだけでも十分な金額だと言えます。

ですが資金が1000万円の方は年間の利益にしますと100万円となり、多くの方にとってこれでは不十分です。
ですから1000万円の資金だけでなく定期的な追加投資が必要になるということです。

それで、さらに問題となるのが投資を始める約8割の方の初期投資額は100万円以下だということです。

これでは長期投資をしたとしても十分な利益を得ることはほぼ不可能となり、残された道として短期投資でお金を増やす以外にはないということになります。

短期投資は投資の中でも難易度が高いものとなりますので、それ相応の学習と経験を積まなければ満足がいく結果にはなりません。

短期投資の究極は資金を月に数倍にまで増やすことですが、そのためにはやはり相当の学習とトレーニングを欠かすことは出来ません。

私の直近の成績ではビットコインFXを用いて1週間で資金を13倍にまで増やすことが出来ましたが、これと同じことをみなさんができるかどうかと考えた場合
ごく一部の才能のある方であれば可能かと思われますが
一般的な方であれば週に5%も増やせれば上出来だと考えています。
この5%の数値というのは理論的に割り出したものであり、ほとんどの方が達成可能な数値だと考えています。

仮にこの1週間で5%の運用を福利で行ったのであれば
1年間で10倍以上の資金に膨れ上がることになります。

100万円の資金は1年間で1000万円になり、翌年には1億円を超えるということです。

この事実は多くの方にとって朗報だと言えます。

しかも、さらにスキルアップすることで、これよりも短期で目標を達成することもできるということです。

ここで釘を刺すようなことを先にお伝えしますが
全員が全員この通りにはならないということです。

この1つの大きな要因は、利回りを最大化させるには福利投資を行う必要がありますが、この複利投資の最大の弱点はマイナスを出した際の額面も次第に大きくなるということです。

ですので、1回の投資でマイナス5%を記録したとします。
この場合において、資金が100万円であれば5万円ですが
1000万円なら50万円、1億円なら500万円となります。

つまり、論理的な考え方が出来ない方であれば、1回の投資で数百万円の損失が出るという大きな資金になればそれ以上の投資ができなくなるということです。

わかりやすく言うなら、資金が少ない間は順調に増やすことが出来ても、資金が増えるにつれて損失を恐れて今まで通りの投資ができなくなるということです。

この境界線は人により異なるため、一概には言えませんが数百万円レベルでも気が引けるという方も居ます。

つまり、その精神的な弱さを克服できない限りは計算通りに増やすことなど出来ないということです。

そのような方はどうすればよいかと申しますと
一定金額以上で単利投資に切り替えるということです。

例えるなら、資金が1000万円に到達した時点で、それ以上に増えた分については再投資に回さずに別口座に移す、もしくは引き出すということです。

このようにすることで損失が出たとしても、その額は限定的なものとなりますのでメンタルを正常に保つことが容易になるということです。

今回は長くなりましたので、この辺で終わりにしますが
最後に一番大事なことをお伝えします。
それは、投資は怖いものではないということです。
そして、正しく学べばあなたの人生を豊かにしてくれるものだということです。

投資を怖いものにしてしまっている一因は、あなた自身の行いにあるということです。

投資はしっかりと学ぶことで、様々な用途にフィットさせることができますし、年利10%程度であればほぼノーリスクでも増やせるということです。
そしてそれは銀行に現金を預けておくよりはるかに安全だということです。