あなたはトレードで勝つために何が必要かを明確に答えることができるでしょうか？
この問いに答えるためには、トレードというものはどういうものかということを正しく理解しなければいけません。
チャートは時間と共に上下に揺さぶられ推移していきますが、この推移を明確に捉えることができればトレードでも利益を上げることができるのです。
そのためには何が必要なのかを考えてみてください。
あなたは今現在のチャートの動きから未来の動きを予測するにはトレード手法を使って予測することが良いと思われますか？
残念なことですが、トレード手法というものの実態は、ある場面においてこのようにすれば勝つことができるというものです。
それが正しいかどうかということはここでは置いておいて、その前提となる局面で、それ以前にどのような手法を選択することが正しいのかどうかということを判断しなければいけないのです。
ですので、手法を覚えて、それを無理に現在の局面に適用させてしまうならば、それはギャンブルをしていることと同じ結果になるということです。
手法をたくさん覚えていても、その相場に合っていなければ結局は負けてしまうということです。
ここで一番重要なことは、相場を見極めるということです。
今どういう動きをしていて、どのようなアプローチをすれば利益を出すことができるのかという思考が大事なのです。
これを無理に自分が持っている手法に当てはめて相場に適用させようとしても、相場は無限に変化しますので、合わないジグソーパズルのピースを無理やりねじ込んで壊してしまうかのように
拒否反応を示してマイナス利益を生むことになるのです。
ここまで読んで頭の良い方は理解されたかと思われますが、相場で利益を出すためには相場の動きを捉える思考が大事なのです。
手法というのはその相場の状態に合っていなければ意味がないのです。
そして、相場は無限に変化しますので、同じ手法で勝ち続けることは出来ないということです。
私は、これといって決まった手法は持ち合わせていません。
この理由は、そのようなものは必要ないということと、相場の動きを捉えることが出来たのなら
その場で手法など作れてしまうからです。
手法の数は無限で
手法を生み出すにも1秒すら掛かりません。
もちろんごく一般の方にこれと同じことをしてくださいとは言えませんが、手法を追い求めることから離脱して、相場全体を捉えることに時間を注いだ方が有益だということをお伝えしたいと思います。
「相場を捉えるとは」
ごく一般の方から見て、相場の動きは捉えどころがなく、無理に予測をして、利益を出そうとするならその逆を突かれて、お金を奪われるということにもなりかねません。
そこで、どうしても手法にようなものに頼ってしまうのです。
つまり、相場自体が理解不能なのでそのような手法を指針としてトレードしているということです。
ですが、これは破滅への第一歩です。
例えるなら、目隠しをした状態であてすっぽうで相場に挑んでいるのと変わらないからです。
この状態でトレードを繰り返すことは、ギャンブルを継続して行っているのと変わらないのです。
「相場で利益を生み出すための正しいアプローチ」
あなたが真剣に相場で利益を出したいというのなら、相場の動きを捉えられるようになることに専念すべきです。
つまらない手法に頼ってはいけません。
相場の定理として買い注文が売り注文を上回ったときに相場は上昇し、これとは逆に、売り注文が買い注文を上回ったときに相場は下落します。
これは真理なので変えようがありません。
今後1000年、1万年、相場が続いていたとしてもこのことは永久に変わらないのです。
相場を理解するためにはこのような真理を軸として考えなければいけないのです。
仮に経済評論家がロシアが戦争を止めないので
ロシアは世界経済から孤立し、ロシアの自国通貨のルーブルが売られてルーブル安になると言ったとします。
これを信用するかどうかは人それぞれですが
少なくともプロのトレーダーなら完全に無視します。
その理由は、先程、私が言いました通り、需給関係によって相場は上下するということです。
確かにロシアが戦争をすることで多くの国との取引が制限され、その結果として自国通貨の価値が低下するというのは間違ってはいません。
ですが、相場は経済を明確に表したものではありません。
相場は利害関係が生じる場所でもありますので
例え、経済的にルーブル安になる理由が山積されていたとしても、その通りには動かないのです。
もちろん、そのように動くこともありますが
それがすべてではないという意味です。
熟練したトレーダーはそのことを理解しているのです。
相場はときには経済とは真逆の方に動くのです。
多くの方が相場で勝てないのは手法に頼ることもそうですが、ニュースを信用しすぎることにも原因があるのです。
今回は話が長くなりましたが
具体的な相場で利益を生み出す方法については
私の「トレードの法則」で学んでいただければ幸いです。