人は一生でいくらお金が必要なのか?

私は、この問題について時々考えることがあるのですが
それは、多くの人は一生涯で必要十分なお金を稼ぐことが出来ていないという問題があるからです。

これは、単に個人の問題ではなく社会システムそのものに起因する問題です。

わかりやすい例で言いますと、多くのサラリーマンがその仕事で受取る生涯賃金は2~3億円程度と言われています。

これだけを聞くと、すごい収入だと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、一度にまとめて受け取れる訳ではありませんし、
22歳から60歳までの、およそ38年間を勤務した上でこの数字ですから
年平均で見ると、およそ570~850万程度(退職金分は差し引いて計算)にしかなりません。
さらに、これは総額であり、税金分を差し引いた実際の手取り額では年に440~650万円といったところになります。

そして、このデータは大卒で、かつ定年まで勤務した上で退職金も含めた値となりますので、途中退社や高卒で就職した場合には更に少ない手取り額となります。

それで、私が考える一生涯安心して暮らせる水準の資産は10億円です。
これは贅沢をせず、普通に暮らせる水準という意味です。

もう、おわかりのように、サラリーマン自体がそもそもこの条件には満たないということです。

「生涯サラリーマンという考え方はかなり危険です」

良い会社に就職をして定年まで勤め上げて退職金をもらい、あとは年金暮らしで良いという考えが成立したのは、昭和の初期で終わっています。

会社というものは、そもそもいつ潰れるのかわかりませんし、会社自体が存続したとしても中途解雇されるかもしれませんし、怪我や病気などで自ら退社しなければいけなくなる可能性もあります。

つまり、会社に身を置くということはかなり不安定な状況にあるということです。

唯一安定性があるのは公務員になることですが、それでも何らかの不祥事を起こした場合には、強制的に解雇されることになります。

このように、自分の身を自分以外の何かに預けるということは常に危険性が伴うということです。

そして、上に挙げた賃金を受け取れる人というのは、その危機を乗り越えた人たちであり、必ずしも満額の賃金を受け取れるわけではないのです。

「資産10億円でようやく1人前」

そんな、馬鹿な、と思われる方も多いかと思われますが
今の驚異的にインフレが進んでいく時代に資産10億円というのは
一昔で言うなら3億円レベルにしかならないということです。

それだけ通貨の価値は落ちているのです。

身近なところで言いますと1リットル100円だったガソリンが150円になったりだとか、
1パック200円以下で買えた卵が300円程度になったとかいうことは誰もが実感できるはずです。

ここ最近でも物価が1.5倍ほど上がっているということです。
前にもこのブログでお話していますが、20万円で生活できていた人が30万円必要になる時代になったということです。

しかも、この流れはこれで終わったわけではなく今後も続きます。
10年後に卵1パックが500円以上になっていてもおかしくはありません。

このような具合ですから、お金の価値というのはリアルタイムに見直していかなければいけない時代になったというわけです。

また月の手取り額に関しても、すべてを生活費に使えるのであれば30万円程度でも賄えそうですが、これに住宅ローンや、賃貸であれば賃貸料
と車を購入した場合には数百万円の負担も上乗せされます。

また扶養家族が数人いればそれぞれに食費や学費、衣服代などが必要となりますので月50万円の手取り額でも賄いきれなくなります。

しかも、この月の手取り50万円というのはサラリーマンの最上位の年収クラスになりますので、そもそも大多数の方は、結婚するなら共働きでしかも相手側にも相応の年収がないと成立しなくなるということです。

このような状況ですから少子化が進むのも無理はないということです。

また国は無理やり子供を産ませようとしていますが、現在のように国民総貧困時代に子供を作ると十分な環境を与えることが出来ずに犯罪に走ったり、自殺をしたりで、ろくなことにはなりません。

子供を増やす政策をするのであれば、少なくとも子供分のベーシックインカムを取り入れるべきでしょう。

話が飛んでしまいましたが、これまで普通とされていたことが通用しない時代に突入したということです。

会社勤めをしても十分な生活が送れないということがこれからの常識になるということです。

むしろ、会社勤めを基盤にして人生設計をし、住宅ローンを組んで、子作りをしてしまうと漏れなく破綻しますということです。

そして、行き場がなくなり、犯罪や自殺が増えることになるということです。

「私が出した結論」

私の答えは、お金の価値は変動的であり、決まった賃金をあてにして生活設計を組むということはかなりリスクの高いことであり、すべきではないということです。

それで、この問題を解決するには1つの方法しかないということです。

それは、すばやくしかもなるべく多くのお金を稼ぐスキルを身につけるということです。

これはお金の価値が減り続けるスピードよりも早く稼ぐという意味です。
例えば10年後に半分の価値になってしまうかもしれないお金を

あなたが年に5%の複利で増やすことに成功したとしましょう。

これは10年後に1.62倍になっていることになりますが

これでも10年後の物価が2倍になってしまえばマイナスになるということです。

つまり、投資に成功したとしても、それ以上にインフレが進んでしまえば実質お金の価値は減っているということです。

ここ最近のインフレ上昇率をみるならば、とても年5%程度の運用では間に合わないということです。

ちなみに年5%の運用率はかなり高いとされており、一般的には成功と言える部類です。

ですが、これまでの常識が通用しないのが最近の物価高です。

もちろんこの数値(年5%)に勝る利率でお金を運用することは一般的にはかなり困難なことだと考えられています。

投資信託の一部のものや個別株の配当で年5%を超えるものは存在しますが、そもそも安定運用というよりも、値下がりリスクを受け入れながら運用するものであり、しかもそれを10年も継続させるということは至難の業です。

つまり、年5%を超える利回りで安定運用できるものは存在しないということです。

ですから、どちらにせよリスクは避けられないということです。

では、どうすればそれを実現できるのか?ということが問題の焦点となります。

「私が選択した解決策」

投資にリスクは付き物であり、リスクがない投資は存在しないと言い切っても良いほどです。

投資とリスクは切り離せないということです。

では、どうするのかと言いますと、リスクをコントロールする技術を身につけるということです。

リスクというものは常に存在しているものではなく、世の中の動きや
市場の現在値により常に変化しているということです。

例えば、通貨の信用度が下落すれば、代わりにゴールドの価値が上がるというのは歴史上証明できていますので、現在のように通貨の価値が落ち続けるような状況が継続すればゴールドの価値は今以上に上がることは必至です。

ですので、ゴールドに投資するということは、現時点ではリスクが少なくリターンを得る確率のほうが高いと判断できるわけです。

逆にインフレが収まり、通貨の価値が戻すような状況になると、今度はゴールドが売られることになりますので、そのような状況ではゴールドに投資することはリスクが高いと判断できるわけです。

このように社会情勢や世の中の流れによってもリスクは変化しているのです。

そして、大事なことは、このリスクを感じ取ることが出来るかどうかということです。
これを感じ取ることが出来る人は投資で大成功を収めますし、
そうではなくて、勢いで投資したり、他人がやっているからとりあえず自分もやってみたという人は、リスクを自分で判断できていない人ですので成功しないということです。

ですから、投資はリスクがあるから危険だと言うよりも、それを判断できないのに投資している行為が危険だということになるわけです。

「私の投資対象」

私は様々なものに投資しているのですが、一般の方にそれらすべてを薦めるつもりはありません、
なぜなら、それらの投資対象はすべて知識がないと運用できないからです。

仮に、私が利益を出しているという理由で、同じ投資を始めたとしても同じように利益が出るとは限らないということです。

むしろ、知識ゼロで運用するのであれば、損失を出す可能性のほうが高いとも言えます。

それほど投資を成功させるには知識というものの重要度が高いということです。

「一般の方におすすめの投資対象」

この答えはゴールドになります。

過去の私のブログを見ていただければわかりますが、私は事ある毎にゴールドへの投資を勧めてきました。

これは、世の中が不安定になればなるほどゴールドの価値が上がるという性質があるからです。

現在でも世界的な物価上昇に加えて戦争のリスクも上がってきていますので、今後ゴールドが急落するという状況にはなりづらいということです。

ですが、ゴールドの投資はあくまでも数年単位で行うものであり、しかも少ない投資金額ではそれほどメリットを受けることが出来ませんので
資金が少ないという方は、ゴールドへの投資をする以前に資金自体を増やすことから始めなくてはいけません。

それで、資金の少ない方向けにおすすめの投資は何かと言いますとFXが最有力候補となるわけです。

今では好条件の海外FX会社を選択することで少ない資金からでも資産を増やすことが可能となっています。

もちろん、それを実現させるための知識とスキルは必須となりますので、こちらでは希望される方へそれらを身につけるための講座の提供やサポートを行っているということです。

また、同じ為替を扱うものでバイナリーオプションも根強い人気がありますがこちらはFXのように値幅を取らなくて良い、決済時期を考えなくて良いといことで、初心者に人気が集中しがちの投資対象となりますが

FXと同じようにチャートの読解力がなければ継続して勝つことは出来ませんし、Youtubeの人気動画にあるような手法をメインとしたギャンブル的なトレードをしていては資金をすべて溶かすことになりますので、チャートの特性を理解した上で行わなくてはなりません。

FXとバイナリーオプションの双方を比較しますと、次の1分の動きが読めるのであればバイナリーオプションで稼いでいくことが出来るでしょうし、大きな流れを読むことが出来るのであればFXで稼ぐことが出来るということです。

それぞれに利点と欠点が存在しますので、どちらが優れているとは言いづらいのですが、バイナリーオプションは少額から増やすことには向いているのですがある程度の資金量になると、メリットが活かされないという欠点があります。

またバイナリーオプション業者はシステム上すべてが相対取引となり、客側の利益は会社側の損失ということになりますので、利益を出すほどに取引制限が掛かる率が高くなります。

ですので資金が500万円に達した時点でバイナリーオプションを卒業してFXを主体にするのがベストの選択になるかと思われます。

ちなみにFXで資金500万円で運用した場合、月に100万円程度の利益を出すことはさほど難しくはありません。

加えて解説しますと、バイナリーオプションを利用した場合、1日あたり掛け金の1倍から10倍までの利益になります。

これはトレーダーのスキルと相場状況により変化するものです。

仮に1万円のエントリーを1ヶ月(20日間)行った場合の利益は、20万円から200万円となり、利回りで言いますとFXを超えることになります。

ですが、先程解説しましたように途中で制限が掛かる場合もありますので、ある程度の資金を稼いだ時点でFXへ移行するのが最善策だと言えます。

いずれにせよ、チャートの読解力が備わった状況であるならば対象がFXでもバイナリーオプションでも同じように勝つことが出来ます。

これらのトレードで勝てないのは、ほとんどの人がチャートを読むということよりも多くの手法を取り入れてそれを駆使することしか考えていないからだと言えます。

ちなみに手法を覚えるということはトレードで勝つためにはほぼ意味のないことです。
意味があるとすれば手法をいくら覚えても勝ち続けることは出来ないという事実を実感できることくらいです。

今なおYoutubeでは手法メインでの解説動画が多いですが、それらはアマチュアがやることでありプロはそのようなことはしないということです。

なぜなら本質を極めることこそがプロの仕事だからです。