目標が遠いと感じるとき

投資を極めてプロになるという高い志を持って投資の学習に勤しんだとしても

投資の結果というのは、残念ながら当初の望み通りに実現するということはほとんどありません。

そして、ここで多くの人がプロの投資家になるという夢を諦めて脱落します。

努力したのに報われないということで大きなダメージを受けるのです。

プロの投資家を目指す多くの方々はこのような道を辿ることになるわけですが、人並みの考え方や精神力ではプロになり、そして目的を果たせるほど投資の世界は甘くはありません。

多くの人が投資の甘い面(お金を倍々に増やせること)を夢見て
投資の世界に足を踏み入れますが、現実は違うということで落胆し、投資に関わることさえ辞めてしまうのです。

投資に関する情報はネット上に溢れるほど存在しますが
そのどれもが信用に値しないものであり、そのような中で
投資初心者は学習を始めなければならず
その時点でもうハンディがあると言っても過言ではありません。

そして、そのような嘘の情報を見破ることに成功し、試行錯誤の中で自分なりの勝ち方を見つけたとしても、それがどこまで通用するのか、また正しいのかどうかさえも誰も教えてくれないのです。

このような状況で投資という作業を進めていくにはかなりのストレス耐性がないとやっていけないというのが本当のところです。

投資で成功している人は全体の中のごくごく一部の方たちであり
その理由は上記のような過酷とも言える試練が待ち構えているからに他なりません。

「投資で成功するには何が必要なのか?」

上記の試練を乗り越えた私から言わせていただきますと、

投資で成功を収めるためには投資以外の面も鍛える必要があるということです。

ただ単に投資だけを勉強していたとしても限界があるということです。

よく言われることでは、メンタルという言葉があります。

投資は対象となるものの価格の上下だけを当てるゲームのようにも思えますが、そこにお金が絡み、人の闘争心が加わることで、ランダムに価格が上下し、予測不能に陥ることになるのです。

そのような中で、正解を導き出すことは至難の業であり、
単純に上下を当てるだけのゲームと捉えていた層は早々と脱落することになるのです。

例えば、ある会社が革新的な技術を持っていて将来的に必ず値上がりすると確信してその会社の株を買ったとします。

ですが、その後、一向に上がることなく、諦めてしまい手放すことにしましたが、その途端に爆発的に上昇するといったことがあります。

このような状況に置かれると多くの人はパニックを起こすわけです。

なんで、あのとき売ってしまったのだろう

やっぱり自分の判断は間違っていなかった

自分はツイていない、運が悪いとなどと思い込むわけです。

それで、結局のところどのようにすればよかったのでしょうか?

それは簡単な話でその株が上がるまで持ち続ければ良かったわけです。

ですが、それが出来なかったのは精神力(メンタル)が弱かったからだということです。

さらには、相場の特性を知らなかったというのも敗因の1つです。

相場は上がるとわかっていても、その前に不自然に下げたり、永遠とも思えるほどに値動きが少なかったりします。

一般の人がそのような値動きを目にしますと、その株は下がってしまうのではないかという不安に駆られます。

ですが、上がる株というのは得てしてそのような動きをするものなのです。

ですが、それは相場経験の少ない人にはわからないことですので、不安になり、居ても立っても居られないといった状況に追い込まれ、結果的に買った値よりも安く手放してしまうということです。

ここまでで、何が駄目で、どうすれば良いのかについて
あなたにはわかるでしょうか?

そして、投資で勝つにはこのような投資以外の部分についての理解が非常に重要なのですが、一般的な投資本やネットの情報では

これらのことはほぼ触れられていないというのが現状です。

さて、その答えですが。

黙って持ち続けていればよかっただけと言ってしまえばそれまでなのですが

私が答えるとすれば相場についての経験不足だということです。

本やネットの情報ではこれらの回答を得ることは出来ませんし、

それに明確に答えられるのは相場を熟知した経験豊富な人だけです。

つまり、経験がなければ、理解することは出来ませんし、そのような状況になった際にも正確な対応はできないということです。

これだけでも本やネットの情報だけでは不十分だということがお解りいただけたかと思います。

あなたがもし将来的にプロの投資家になりたいというのであれば

本やネットの情報に踊らされるのではなく、実際の相場で経験を積み、本質を見極められるようになることです。

それができなければやはり、あなたのプロデビューは永遠に来ないということになります。