ご無沙汰しております。
みなさん、その後、投資に励んでいらっしゃるでしょうか？
私は、あれから、投資三昧、と言っても、投資以外のこともして過ぎゆく日々を過ごしております。
それで、新講座の件なのですが途中までを制作し、現在はすべて消去しております。
その理由は、私が伝えたいことそのすべてを伝えることが大変難しいということに気付いたからです。
相場で利益を上げていくためには、相場のことを深く知るということが重要であり、
これなくしては勝ち続けるなどといったことは到底不可能だからです。
そして、それを伝えるためには単に正解を語るだけでは意味がなく
受け取りたいと願う本人がこれまでに培った知識や経験を捨てるという覚悟が必要だからです。
人の心の中には本能というものが存在します。
これは誰からか教わったというものではなく、その人本人が元々持って生まれ持った性質のようなものです。
それで、特に投資を極めるためにはこの本能を消し去る必要があるということです。
元々生まれながらにして持ち合わせた本能を後天的に消し去るということが可能かどうか、その研究さえされていない状態です。
例えば投資において負けたくないという気持ちは本能に由来するものです。
ですが、その本能を持ち合わせている限り、投資を極めることはできないのです。
なぜなら、勝ち負けは表裏一体であり、どちらかを優先的に選択することはそもそもできないからです。
つまり、負けたくないという強い気持ちが表面化することで、さらなる負けを引き寄せる結果になるということです。
投資において負けたくないという気持ちはプラスに働くことはなくむしろマイナスにしか働きません。
何を言っているのかわからないという方へ少しわかりやすく説明するとすれば
どのような方法を用いようが、負けるときは負け、勝てるときは勝てるということです。
これは言い換えるならば、技術の境界線のようなものが存在しているということです。
いくら卓越した投資技術を持とうが、勝てない相場というものは存在し、
また、それとは逆に大した技術を持ち合わせていなくとも勝てる相場は勝てるということです。
つまり、投資における勝敗の行方というものは、投資を行う本人に決定権があるわけではなく、相場自体に決定権があるということです。
もちろん、それを良い方へ引き寄せることはできますが、絶対的な勝敗というものは相場そのものに依存しているということです。
さらに、理解しやすく説明するならば、相場には勝てる相場と勝てない相場が存在し、その選択が技術そのものよりも重要だということです。
先にお話しましたように、負けたくないという意志が強く出れば出るほど
この相場の真理とは逆に自分の力で勝とうとしてしまうのです。
ここまでの話を聞いてあなたには何か気づきはありましたでしょうか？
もし、ありました。というのであればそれはあなたが投資で勝つ可能性を秘めているということであり
今後の訓練次第で投資で利益を上げ続けることができるようになるということです。
それで、何も感じなかったという方は、残念ですが投資の才能という点においては持ち合わせてはいないということです。
私がここで伝えたかったことは、投資で勝ち続けるということは小手先の技術で成し得るものではなく、その投資を行う本人そのものの人となりまでもが関連してくるということです。
ですから、同じように教えたとしても、或る人は成功し、或る人は失敗するという結果になるということです。
そして、その結果としては、あらかじめ予測が可能で、私が先に質問した問いに答えられるか否かで判別できるということです。
最後に、投資で勝ち続けるということは、相場の本質を理解し、それに合わせるということです。
これが相場の真理です。